プロレスラー三沢光晴と合気道の共通点!?仕手側を引き立てる受け身

私は大学の学部時代に合気道を4年ほどやっていました。

始めたきっかけは、女の子がいたからというのもあります (笑)

ですが、最も相応しい理由は受け身が好きだったからです。

柔道の試合と合気道の演舞の違い

高校時代に柔道の授業がありました。

私は技をかけるのがめっぽう下手でした。それは合気道やっていたころも同じでした。誰よりも下手糞です。

ですが、受け身だけは自信がありました。

普通であれば受け身する際に、腰を打ったり肩を打ったりケガをすることもあります。ところが、そういうことが全くと言っていいほどありません。

じゃあ何で柔道ではなく合気道かと言えば、柔道には試合があるので、どちらかと言えば実力を競う競技なのですが、合気道は演武による技の美しさや礼儀作法を競う武道です。

その美しさは技だけではなく、受け手側にも求められます。

どこかプロレスに似ている部分があるのです。受け身に美学を感じた私は合気道を始めたのです。

プロレスラー三沢光晴の受け身の上手さ

私は高校時代からプロレスを好きになりました。

受け身が上手かったというのもありますが、プロレスラーの受け身が大好きなのです。

下手な受け身をするプロレスラーは相手の技を下手糞に見せてしまいます。

その一方で、受け身が上手いレスラーは相手の技を魅せると同時に、技の強さをも引き出すのです。

受け身が上手いと言えば、例えば三沢光晴。三沢光晴は足利工業高校時代にレスリングの国体チャンピオンになりました。レスリングの基礎があるためか受け身が非常に上手いのです。

1990年代の四天王プロレス時代は大技の連発であり、例えば脳天から落ちるバックドロップ。普通の人間であれば、脊椎が折れて呼吸ができなくなり、死んでしまうかもしれません。。

ところが三沢光晴などの全日本プロレスラーはダメージを最小限にして、力を上手く逃がすのです。

その中でも別格なのが三沢光晴。どんな技でも受け切り、最後にはエメラルドフロウジョンやタイガードライバーで相手をフィニッシュホールドします。

受け身に必要なのは相手への信頼

このプロレスの受け身。

実は、相手との信頼関係なしではできないのです。つまり、相手もむやみやたらに大技を出しません。

相手に対して技を受けきってもらえる信用があるからこそできるのです。

つまり、合気道でも同様に相手に信頼があれば技を思いきりかけられる。ここに共通点を感じます。

技をかける人は言わば、主役。技を受ける人は言わばバイプレーヤー。

相手を引き立たせるのが受け手であり、玄人受けするのが受け手です。

ですが、合気道の教本にはそんなことは書いてないのです。

ですから、私独自の理論です。

入部初日から行った受け身の練習

ここで受け身の練習を始めた頃のことを振り返ってみようと思います。

大学で合気道部に入学したその日から受け身の練習が始まりました。

受け身の種類は、前受け身、後ろ受け身、横受け身。

柔道やプロレスの受け身は手の平を畳やマットに叩きつけることによって、衝撃を逃します。

流派によって違うのですが、私の部では、転がることによって衝撃を逃す方法を採っています。

始めてやった時は、肩や腰が当たって上手く受け身を取ることができませんでした。しかし慣れていくと力の逃し方が段々とわかってきます。そして、完全に力を逃がすことに成功したのです。

投げ技は投げられる方が面白かった

次に技の稽古を行います。

技の種類は主に極め技、投げ技、いわゆる型稽古を行います。極め技は正直言うと面白くありませんでした。というか全く興味がありません。

一方で、投げ技は投げられる方が面白かったです。こういうことを毎週のように繰り返し、練習をしました。

その途中で昇級、昇段審査があります。三級、初級、初段と階級を重ねていきました。

そして、合気道には演武というものがあります。要は発表会です。

仕手側を引き立てる受け身とは

プロレスの影響を受けた私の合気道の受け手はどちらかと言えば派手に魅せる方でした。

先輩や師範からはわざとらしいと言われる始末でした。

演武の時でもそうですが、先輩にはこうしろあーしろと改善点を言われてしまいますが、それを無視して演武をしていました。

仕手側 (技をかける方)が体重100kg以上で体格も良かったので、よりド派手に魅せられました。

特に腰投という技は、腰に乗せて相手を投げる技なので、私は派手に飛びました。会場からどよめきが起こりました。

演武終了後、仕手側は豪快に見えたので、多くの人から賞賛されました。

一方の私は誰からも何も言われませんでしたが、それで良いのです。

私はバイプレーヤー。相手を引き立たせるのが私の役割です。

何かを始める時はノリでやるのが一番

何かを始める時はノリでやるのが一番です。私は物事を決断する時は、大体ノリで即決することがほとんどです。

合気道部に入部したのは、「受け身ができるから」「女の子がいるから」「武道をやりたいから」といった単純な理由です。

中には、慎重に選ばないとできない人がいると思いますが、別にやめちゃってもいいのです。

周りには意外なほどに迷惑はかかりません。

辞める時もノリです。

そして自分が本当にハマることを見つけたらひたすら没頭することです。

別にかしこまった理由はいりません。

漠然とした思いを募らせるのではなく、具現化することが後悔しない人生だと私は考えます。