水抜きの反対!?柔道で計量をパスするためだけに増量した方法

柔道に取り組んでいた中学生のときのこと。大会の2カ月ほど前に73kgを少しだけオーバーしていた。監督は81kg級に出るように指示した。今思えば同じ階級に同校の先輩がいたためかもしれない。

2カ月という短期間に73kgから81kgに体重を増やすべきだろうか? このとき、自分としては体重を増やそうなどという気は全くなかった。柔道を中学で始めて二回目の大会で増量という概念はなかったし、監督も勝手に大きくなるだろうと考えていたのではないだろうか。

試合2週間前からの無計画な増量

増量するうえで大会2週間まえまでは全く何もしなかった。2週間前になってようやく体重が軽い、むしろ足らないという事実に気づき意識的に増量を始めた。

やはりご飯をたくさん食べるという方法が良いと思われる。また晩御飯以外にも夜食もとるようにした。自分は家が農家で米が山のようにあったので米を食べた。

おかず等は特に意識をしなかったがふりかけで食べるのが多かった。ただ通常通り部活をやったり夜に地元の道場に通っていたので2週間で1キロも増やすことができずに当日を迎えた。

そして試合当日に何をしたかというと、水分をたくさん取るという方法をとった。水だけでは飽きるのでパンを食べながら牛乳を2リットルほどのみ何とか73kgを超えることができた。

試合前だというのに胃の中が水分でいっぱいになってしまうのでお勧めできない。監督に怒られたのは言うまでもない。計量は朝早くやるわけではないのでトイレに行くのを我慢したり、アップの時間になるべく汗をかかないようにしたり試合のこと以外で大変な思いをした。

水抜きの反対?一時的に体重を増やすのは簡単だが…

結果としては液体で無理やり増量したので失敗であるが、やろうと思えば当日に2kgくらいは増量できるということが分かった。

格闘技の世界では試合直前になって体の水分を抜く、水抜きという減量方法があるという。水分だけを抜いているので、計量後に水分を補えば体重を元に戻すことができる。

自分のとった方法は、この水抜きの反対といえるだろう。水分で一時的に体重は増えるが、当然、代謝されれば元の体重にもどる。

このように一時的に体重を増やすのは難しくはないが、実質的な増量となると話は別だ。新陳代謝が活発な成長期においては生半可な増量では2週間で1kg増やすのも至難の業であった。これは知識不足も大きい。

では、どうすれば良かったのだろうか?

まず端的に増量するには消費カロリーよりも摂取カロリーを取ればよいわけである。自分は1日に4食まで増やしていたが、6食くらい食べるべきだったと思う。

朝、間食、昼、間食、夜、夜食というような形がいいのではないかと考える。初めは1回の量で多く食べることはできないと思うので、1日に食べる回数をふやしてから食べるべきだと思う。

また自分は次の大会のときも体重を増やそうと思いご飯ではなくパン中心にしてみたが、こちらは正直なところ普段食べてないものを食べるせいか、最初はおなかの調子がすぐれず、体調がくずれてしまったのでご飯に戻すことになってしまった。

大会があまりないオフの時、体に悪そうなもの、いわゆるジャンクフードを食べ続ければ体が大きくなるのではないかと思い、実験がてらハンバーガーやポテトチップスを1カ月ほど毎日摂取してみたが、体重に大きな変化はなかった。

柔道は高校でも続けたが、大学受験に向け勉強し始めたら階級が3つくらい上がった。全く体重が増えない時期があるかと思えば、いとも簡単に体重が増える時期もある。自分の中で記録をとったりしながら毎日を過ごせば発見もあると思う。