柔道 技術

自分の技を研究されても勝つために…中学柔道で裸絞を得意技に

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私は中学生の頃、個人戦で全国大会出場をめざしていました。しかし地元でずっと戦っていたため、得意技や試合の運び方、クセなど全て研究されてしまい、簡単に勝つことが難しくなってきました。

そんななか寝技の強化会に参加し、そこで教えてもらった絞技を研究して裸絞を自分の得意技にしようと思いました。2004年頃の中学柔道では、寝技を強化している学校は少なく、寝技で試合が決まることが少なかったので、これは使えると確信を持って反復練習を行いました。

裸絞の入り方

裸絞は寝技の強化会の中で紹介された技でした。絞技の中にはこのような技もあるという簡単な内容でしたが、私にはとてもカッコよく見えました。

絞技は決まれば確実に一本を取ることができるため、試合で必ず使えると思いました。私が研究した裸絞は、相手が四つん這いの状態から始まります。

相手と同じ方向を向き、相手の帯を持ち、上に持ち上げながら両脇腹から自分の両足を踵から入れ込みます。

相手の両脇の下から、首元近くの襟を両手で持ち、脇をハの字に開くイメージで、相手と自分の体重を前に持っていきます。

それと同時に、相手の下半身を自分の両足を上手く使いながら伸ばしていきます。ちょうど相手が海老反りの体勢になるように決めていきます。その時に相手の動きを封じます。

そこからは、自分の腕を相手の脇の下から抜いて、耳の後ろから、顎の下をめがけて入れていき、両手の平を組みます。握手をする時の状態で手の平を組むと、自分の親指の付け根部分相手の首に一番近くなるはずです。

そして、水道の蛇口を捻る要領で親指の付け根を相手の首、男性で言うと喉仏の部分に押し当てます。一般的な絞技は、上手い人が決めると気づかないうちに落ちていたというように、一瞬で決まりますが、この裸絞はとても息苦しくかつ痛い締技になります。

絞技ですが相手が落ちることはありませんでした。私が試合で使ったときは、必ず相手は参ったをしたので、相当苦しかったのだと思います。

試合の中で裸絞を使う場面は?

裸絞は四つん這いの相手に使えるので、例えば立ち技から寝技への移行の際に不意をついてこの技を仕掛けると、上手く決まることがありました。

また、絞められることを警戒して、首元ばかりに気を取られているので、横に回したり、後方へひっくり返したりと、寝技への移行も可能です。この技を習得したおかげで、全国大会予選の個人戦はほとんど裸絞で試合を決めました。

立技でなかなか投げることができなくても、ポイントを取った後や、相手が技を失敗した後にすぐさま裸絞を仕掛けると、簡単に決まることが多かったので、練習して良かったと思いました。また、団体戦でもポイントを取った後の時間稼ぎに使えたので、身につけていて損はないと思います。

裸絞でテコの原理を利かせるには?

この裸絞を行うために最も必要なこと、それは腕力です。技術があれば尚良いですが、力があればこの技は決まります。

腕力に自信がある人はぜひ練習してみてください。しかし、私は人よりも腕力がない方でした。腕立て伏せも30回できるかどうか、ベンチプレスも30キロほどしかあげられませんでした。そんな腕力のない私が、裸絞を試合で使えるようにするためにどうしたか。

腕だけでなく、てこの原理を利用して相手を絞めるという方法をとりました。裸絞は親指の付け根で相手の首元を絞めます。

それでも相手が我慢したとき、自分の両肘を相手の背中へ持ってきます。肘が相手の背中に乗るイメージです。あとは、先に言ったようにてこの原理を利用して、肘を支点に手首を自分の方へ持ってくるように動かせば、自然と相手の首が絞まる、という訳です。

絞めることばかりに気を取られると、相手の下半身を決めることがおろそかになってしまいます。相手の下半身が自由になると、上手く絞めることができていても、簡単に逃げられてしまいます。まずは、相手の下半身を伸ばしてしっかり決めてしまうことが、裸絞で一本取るために必要なポイントです。

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