ラグビーからボクシングへ…過酷な10キロ減量を経て初試合に勝利!

高校生の頃、ボクシングの公式戦に出場しました。階級制ですので減量が必要でした。

自身の体重は73kg程あり、当時の日本のボクシング界ではある程度体格の良い人間は他のスポーツをやるためか、ボクシングをやる人は軽量級が多く、同じ位の体重の選手はいませんでした。

東京都でも重量級となると、世代にもよりますが、90年代はいませんでした。

ラグビーからボクシングへ…過酷な10キロ減量

試合が成立する選手がいる階級まで落とすしかない状況でした。ライトウエルター級の63.5kgまで落とせば試合に出られます。ただ、その体重でさえ都内の高校には2~3名しかいませんでした。

しかも、高校でのボクシングは高校2年の終わり頃から始めました。それまではラグビー部に所属していたので、逆に沢山食べて骨を太く筋肉をしっかり付けなければならない競技でした。そんな元々無駄な脂肪がない骨太状態からの、約10kg減量は過酷でした。

まだ知識のない高校生の減量チャレンジ

試合に出場したかったので、自分なりに減量計画を立てて2カ月前から、週に最低1kg落とせるように減量を始めました。季節は冬でしたので、なかなか汗は出ず、常に動きづらいくらいに着込んで運動をしていました。

まずは、食事量は普段の半分、ご飯は茶碗一杯程度にして、フライや天ぷらなどの揚げ物は極力控えて運動量を増やしました。

トレーナーから具体的な指示も無かったので、先輩に相談して減量を始め、最初は順調に早い段階で3kgは落ちました。

そこからは体重の落ちるスピードは緩やかになってしまい、落ちづらくなり逆に増えることもありました。正直あまりカロリーとかの計算はほとんど分かっていませんでした。なんとなく甘いものを避け油モノは食べないようにしてただけでした。

その後は、練習量を減らすわけにはいかないので、2週間目くらいからは単純に昼はカロリーメイト2本とかリンゴ1個、夕食は豆腐一丁にしたりと、米類を控え毎日の食事を極端に減らしました。軽量日前日にはプラス500g程まで落とすことができました。

最後は食事は控え、水分はうがい程度で済ませました。そして計量当日までには、無事に体重を落としマイナス100gで計量をパスすることができました。

初減量、初試合の試合展開

トーナメント戦ではなかったので、前日計量でした。久しぶりにしっかりとした食事をとって試合に臨むことができました。

減量をどうこう言う前に、初の公式戦です。この頃の規定ではアマチュアの高校生の試合は、2分3ラウンド制。

そしてゴングは鳴りました。デビュー戦でしたので緊張もあり1ラウンド目から、ペースも分からず策も無しに突っ込み連打しましたが、相手は10戦程していたので、決定打を打つことはできませんでした。

それでも、パンチはある方でしたので、1ラウンド目はペースを無視した連打のお陰?で押し気味に終えることができました。

そして2ラウンド目ですがやはり無理な減量、それとも緊張のせいか、足が進まず段々と腕が重くなり手打ちになってしまい、思うようにパンチを出せなくなってしまいました。

それでもパンチはたまに当たるので相手は嫌がってか、クリンチを必要以上にやってきました。ですが、プロの試合とは違いアマチュアの試合は、クリンチは直ぐにレフリーに止められ注意を受けてしまいます。

とは言え、自分もしっかりと相手のパンチをガードはできず2ラウンド目は押され気味に進み、お互いにダウンをすることもなく互角の試合展開となってきました。

積極的な攻めが相手の減点を誘い勝利へ

しかし、1ラウンド目から初試合でペースも考えず攻めた為か、2ラウンド終了時でガス欠状態に陥ってしまいました。

3ラウンドには体力がなく、ただただ拳を振っている状態でしたが相手もこちらのペースにハマり、泥試合化していました。そして対戦相手はクリンチを相変わらずしてきたので、レフリーが相手から減点を取ってくれました。

最後は、ダメージというよりは体力の限界でフラフラな状態で試合終了しました。結果は相手の反則の減点もあり、運も味方して勝利することができました。

試合の振り返りとしては、長期的な減量はやはり前日計量とは言え、体力を奪うものでした。もちろんデビュー戦だったので余計緊張したのもあります。とくに試合に慣れないうちは軽い減量にするべきだと思いました。

(文・Kankan)

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