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那須川天心vs亀田興毅の勝敗は?70代元プロボクサーが予想

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キックボクシングの那須川天心とボクシングの亀田興毅の対戦が実現する。舞台は2019年6月22日(土)に行われる「1000万円シリーズスペシャルマッチ」(AbemaTV)。

思い起こせばK-1全盛期には、数多くの元ボクサーがキックボクシングのルールで闘っていた。当然、ボクサーにとっては不利な闘いだ。

今回の那須川天心vs亀田興毅はいわばその反対。キックボクサーには不利なボクシングルールでの闘いになる。

この対戦を前に、長年ボクシングを見続けてきた70代の元プロボクサーに2人の対戦について予想してもらった。

* * *

那須川は昨年大晦日に自分よりはるかに体重の重い米国ボクシング界のスーパースターだったフロイド・メイウェザーとのエキジビション以来のボクシングルール。メイウェザー戦では1ラウンドでKOされたが、今回は那須川と同じぐらいの体格の亀田が相手。若い那須川が勝ったとしても不思議ではないでしょう。

那須川天心vs亀田興毅のルールを予想

この記事を書いている段階ではまだ具体的なルールなどは未定ですが、恐らくは10オンスのグローブで3ラウンドのエキジビションマッチになると想像します。

メイウエザーとやった時は体重差が物凄く有ったので、メイが10オンス(255グラム)のグローブで那須川が8オンス(227グラム)とグローブハンディがあったが、今回は両者ほぼ同じ位の体格なので、同じ重さのグローブを使うと思います。

ジムでのスパーリングでは普通12オンス(340グラム)のグローブでやっているので、たった2オンス小さくしただけの10オンスのグローブでは相当に実力差が無ければKOは難しいでしょう。何ラウンドやるかにもよりますが、3ラウンドしかやらないのであれば、そして両者KOを狙うのであれば8オンスのグローブを使って欲しいところです。

那須川に心理的な余裕があると思う理由

今20歳の那須川が32歳の亀田相手に負けたとしても、本来がキックボクサーの那須川に失うものは少ないと個人的には思います。

例えは悪いが片腕のボクサーと両腕のボクサーが試合をして片腕のボクサーが勝てるかと言ったら、ほぼ絶対にそれは無理でしょう。同じ心理が微妙に那須川にもはたらいても不思議ではありません。

人間は自分が得意でこの分野では絶対に負けないと思っている分野以外で負けても、そんなには傷つかないものなのです。

キックボクシングが本職の那須川が足技を封印して、手だけで戦うという事は、たとえ負けてもそんなに傷つかなくて済むということ。もちろん那須川がボクシングを軽視しているという意味ではありません。

もし那須川がキックも使えて、亀田も足技を使いたければ使っても良いという互角のルールで試合をやれば、勝敗は火を見るよりも明らかで、那須川のキックによる圧倒的なKO勝ちが濃厚です。

那須川にとっては、ルールの上で相手に譲歩してやっているという気持ちもどこかにあるので、楽に試合が出来ると思います。

余談ですが、昨年のメイウエザー戦も、もし那須川がキックを使う事が出来ていたら、勝てていたのではないかと個人的には思います。それほどキックボクサーのローキックは、足を蹴られた経験のないボクサーには致命的なダメージを与えるのです。

左ストレートのある那須川がやや有利と見る

肝心の試合ですが、那須川がやや有利だと思います。亀田の実戦のブランクに加えて、那須川のサウスポースタイルで構えたままからのあの左ストレートのシャープさは中々普通のプロボクサーでも打つのは難しいですね。メイ相手にもそれを見事に見せてくれましたから。

ただしこれは那須川だからいえることで、普通だったらキックボクサーは相当な苦戦を強いられることになります。

よく元キックボクサーが足技を封印して、ボクシングの世界に入って来る事がありますが、先の片腕の話ではありませんが、今までは手と足の両方に注意して戦わなくてはならなかったのが、今度は手だけになって上だけに注意を払えば良いのだから楽だろう、と言う人がいますが、実際には成功した例より、失敗した例の方が多いですね。

今までは手と足を使いこなしていたから勝てていたのですが、いきなり手だけの二本の世界になるとそれだけ攻撃の幅が狭められるので、逆に伸びないのです。

手だけで戦うボクシングは、足技を使う必要がない(使えない)分だけ、パンチの出し方や、フットワークの使い方、上半身の動かし方など、より入り組んだ動きと言いますか、テクニックが必要となり、奥が深いのです。思うようなボクシングが出来なくてリングを去っていったキックボクシング出身のボクサーも多くいます。

那須川はその辺りは充分にわかっていて、ボクシングの練習の時はボクシングジムで専門のトレーナーの下で教えてもらっている様なので、こうした心配はまったく無いでしょう。

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