私は小学三年生から六年生にかけて伝統派空手を習っていて特にやる気もなくだらだらと続け、中学で部活動を始めるタイミングでやめてしまいました。
部活動は中学一年生から高校一年生の夏まで競技を続けて、その後顧問との間に価値観や考え方の違いにより亀裂が入り最終的には喧嘩をしてやめてしまいました。
地下格闘技への誘いのLINE
部活がなくなり空いた時間を遊びに費やしていたとき地元の先輩からLINEがきて、内容を見てみると「部活やめて暇なら地下格闘技に出ないか?賞金ももらえるぞ。」的なことが書いてあったので、先輩のジムに行き練習を始めました。
空手をやっていたのもあってか、ジムにいる練習をあまりしていない不良のような人には余裕で勝ててしまい調子に乗っていました。そんな調子で初の地下格闘技の試合に出たから周りも私が負けるとは思っていたようでした。
そのころの地下格闘技の選手にはあまり強い人がおらず、2分15秒フロントチョーク一本で試合を終えることができました。そこから私はもっと強くなりたいと思い当時一週間に2回ほどだった練習を5回まで増やし、部活並みに練習を重ねていました。
自然に行っていたフロントチョークの動き
私が得意とする技はフロントチョーク、バックチョークです。空手をやっていたのでグラップリングには苦手意識がありましたが練習をしてみるとゲームのようで面白く、どんどん上達していきました。
また、私の中学はやんちゃな友人が多く学校内でも少しのことで喧嘩になっていて危ないなと思った時には私がよくとめていました。そのときに無意識にフロントチョークもどきをしていたせいか、かけかたが体に染みついていました。
フロントチョークはかけやすく、初心者にもとっつきやすい技だと思うのでぜひ練習をして使いこなせるようになってほしいです。
また、バックチョークも得意で、これは私の友人間でプロレスごっこが流行ったのが理由です。主に首を絞めるのが得意でしたが、本気になりすぎて喧嘩になってしまったりと自分の首も絞めている状況でした(笑)。
フロントチョークの決め方とコツ
フロントチョークにかぎらず、絞める系の技は相手の首周りに少しでも隙間があると極まらなくなってしまいます。
ですので、相手の首のラインに沿って腕をまわしタイトにしてください。また、相手のほうが身長が高いとかけづらくなる技なのですが、タックルのフェイントから相手の上半身が下がったときにかけたり、組み合ったときに巴投げなどをしてそこからかければ極めやすさが全然違ってくると思います。
また、タイトに回しても極まらないというときは、自分の胸で相手の後頭部を押します(押してダメならつぶす感じで)。
フロントチョークの派生のような技にアナコンダチョークがあります、アナコンダチョークは相手の頭を内側に押し込むほど極まります。
もう一つの技はバックチョークです。この技のポイントとなるのは、タイトに相手の首に腕を回すこと、そして、自分の手首と顎で相手の頭をつぶことです。この時、自分の胸を張ると効果的です。チョーク系の技はMMAやMMAをベースとした地下格闘技の基本となりますので頑張って身体に覚えさせてください。
(文・katsu)