私は中学生の時は野球部で奮闘してました。
しかし、2年生の時に同級生から活動中にいじめられるようになりました。
当時は本当に辛い日々を送りながら、大好きな野球に集中できませんでした。
いじめられている時に見た畑山隆則の試合
そんな時、プロボクサーの畑山選手の試合を目の当たりにしました。
体中に電流がビリビリと駆け巡り、衝撃を受けました。壮絶な打ち合いがあったからです。
畑山隆則vs坂本博之
後で知ったのですが、私が見た畑山隆則vs坂本博之の試合は歴史に残る名勝負と言われています。
2000年10月に行われたボクシングWBA世界ライト級タイトルマッチ。「天才」畑山隆則と、「[怪物」坂本博之の大激闘です。
当時、中学生の私にとってはあまりにも衝撃で、今でも記憶に残っています。
試合は1Rから瞬きもできないほどの打ち合い、2Rから9Rまでずっとずっと肉弾戦の死闘を繰り広げていました。
畑山は天才と言われるだけあって、センス満点のパンチと試合運びでした。そして、10R開始直後のTKOでの畑山の勝利となりました。
とくに最後のシーンはアニメみたいでスロー映像が流しているようで今でも記憶に残っています。
とにかく感動、感動でした。
さらに驚いたのは10Rも戦い抜いた選手とは思えないほどの畑山の清々しい表情でした。
なんで、あんなに爽やかなのか?きっと日々のトレーニングの賜物なのだろうと感じました。
この試合で男同士の真剣な戦い見て、自分も負けちゃいけないと感じました。
勇気を出してボクシングジムを見学に
畑山vs坂本戦の試合を観てボクシングの魅力の虜になった中学生の私は、勇気を出してボクシングジムの見学に行きました。
少しの体験を経て、主に体を引き締める目的でジムに入ることにしました。
最初のジムのトレーナーは典型的な強面で当時、いじめで弱っていた自分にとっては恐怖でしかありませんでした。
しかし、会話すると意外にやさしく頼れるおじさんだと感じ、安心したのを覚えています。
そのとき私がジムで実践した初心者向けトレーニングの内容は、
- ストレッチ(5分)
- 基本動作の練習 (10~15分)
- シャドーボクシング (10~15分)
- ミット打ち (2分x2R)
- サンドバック (2分ⅹ2~3R)
- ストレッチ (5分)
というものでした。
特別変わったメニューではないと思いますが、野球部で体を鍛えているにもかかわらずとてもきつい練習だと感じました。
恥ずかしい話ですがリズム感がなかった自分は、この中でもシャドーボクシングが苦手で、苦労して練習したのを覚えています。
自宅でもトレーニングを行う体が変わった!
ボクシングジムに通いながら自宅でも軽いトレーニングも始めました。
- 腹筋50回
- 背筋50回
- 腕立て50回
- スクワット50回
を各2セットを行っていました。
トレーニングが終わった後の体の疲労感や筋肉痛は正直嫌いじゃなく快感でした。
ボクシングジムでの練習と自宅でのトレーニングのよって無駄な脂肪を削ぎ落としながら、筋肉が着実についていきました。
70㎏あった体重は約半年かけて65㎏まで絞れていました。
がんばった経験が社会人としても役立っている
野球部でのいじめによって、中学時代はとてもいずらい環境に置かれていましたが、この経験は今となっては、つらいことに遭遇した時の心の支えになっています。
なんでもそうですが、思いたったらまず行動ですね。
考えすぎると、徐々にやらない方向に思考がいってしまいます。
「意識を変え、行動を変え、結果を変える」。そして周りも変えられる!
この言葉を胸に現在も社会人として日々精進しています。
(文・F.W)