高校女子柔道の減量…3カ月で4キロ減!48キロ級に階級を落とした

わたしが高校時代に入部した、柔道部での減量経験について書きたいと思います。

わたしは小学校3年生の頃から近所の柔道教室で柔道を始め、高校でも柔道部に入部しました。背が低く、当時は細くてパワーもない選手でした。

柔道を始めた小学生のころから中学生時代まで体重を意識したことはありませんでしたが、高校に入ると体重別で階級が分けられるためどうしても体重管理をする必要が出てきました。

競争の激しい女子52キロ級からの減量を決意

女子の体重別の階級は、48キロ級、52キロ以下、56キロ以下、61キロ以下、64キロ以下、67キロ以下、74キロ超級とありましたが、わたしは51.5くらいがいつも平均的な体重でした。

52キロ以下のクラスでは登録選手が1番多く、試合で勝ち抜くのも難関と言われていました。わたしはそこそこの実力はありましたが、強豪を倒せるだけの実力はありませんでした。

そのため、少しでも勝率を上げるために48キロ級まで1つ階級をさげることを監督と相談し決めました。わたしは減量をしてでもなんとしても勝ちたかったのです。

小学生から柔道を続けてきて、パワーや体格の違いで悩むことはありましたが、体重管理で悩むことはそれまでには無かったため、高校で初めてぶち当たった壁でした。

監督と相談して階級ダウンを決めたその日から、わたしの減量生活が始まりました。

炭水化物を減らし、タンパク質を増やした

わたしが減量のために行ったのは、食事制限と運動量を増やすことでした。

わたしが52キロ以下のクラスに入るために必要だったのはマイナス4キロほどでした。人によって体質は全く違うので、簡単に痩せることのできる人もいれば、同じことをしても簡単には痩せれない人、いろいろな人がいます。

わたしは後者でなかなか体重が落ちない日々でした。食事は徹底的に炭水化物を抑え、その分鶏の胸肉や豆腐、魚など、タンパク質でおぎないました。

最初は抵抗感もなにもなく、食事制限を続けることができましたが、1キロ体重が減ってそこからなかなか落ちないようになり、同じような食事メニューが続いていたこともあり挫折しそうになりました。

不意にパンやごはん、うどんなどの炭水化物を無性に食べたくなることもよくありました。高校生のわたしにとって食事制限は非常に厳しいものでしたが、両親が積極的に協力してくれてタンパク質中心のメニューの中にもバリエーションを持たせてくれました。そのおかげで、なんとか減量を続けることができました。

減量は協力者がいるかいないかが重要

これから食事制限をする方にもしアドバイスをわたしから送るとするなら、周りに協力してくれる人を持つことがかなり重要だと思います。

最初は簡単そうに見える減量も、続けるにはなかなかの根気と我慢が必要です。自分自身が折れてしまわないためにも協力者がいることが成功のカギではないかなと感じます。

運動量を増やし、筋トレも行う

この食事制限を行った上で、運動量を普段の1.5倍くらいに上げると必ず自然と体重は減ってきます。運動も、有酸素運動はもちろんのこと、筋トレも並行して行うことで効果を増大することができます。

筋トレをすると、筋肉量が増えて体重が増えてしまうと思われがちですが、筋肉量を増やすことで基礎代謝をあげることができ、減量中でもバランスよく体重を減らすことができます。体重を減らすことだけに集中してしまい、体力も筋力も落ちてしまえば元も子もありません。

3カ月で4キロ落として48キロ級に!

3カ月間行った、食事制限と運動量を増やす方法での減量成果はきっちりと4キロ落とすことができました。

試合で勝ちたいという気持ちが強かったこと、毎日記録を取り続け数値化して管理をしたことが成功へとつながったと思います。

減量を通して、最初の1カ月は順調に体重が落ちることが予想されますが、そのあと停滞期がやってきます。この停滞期を乗り越えられればもう目標達成は目の前です。

(文・AN)

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