柔道 練習

双手背負いで肘、肩負傷…足技のためにとダンスを始めた結果は?

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私は中学1年生から、柔道を始めました。体がとても小さかったのもあり、担ぎ技から技を教えてもらった記憶があります。

双手背負いと言う技は、例えば右組でしたら、自分の右肘を相手の右脇に入れて担ぎ込んで投げるのですが、右肘に相手の全体重がかかるので、右肘にはかなりの負担がかかってしまいます。

そのため、知らず知らずのうちに右肘を痛める選手が、担ぎ技を得意とする場合に多いと言われています。私もそのうちの一人でした。

肘、肩を痛めて内視鏡手術を受ける

高校3年生になる頃、右肘に痛みが出るようになってしまいました。双手背負いが難しくなったので、一本背負いに変更すると、次は両方の肩を痛めてしまいました。

上半身は組んでいるだけで、殆ど使うことができないくらい、肘と肩は使い物にならない状態でした。理由は、大学1年生の時に行った肘の手術で、既にドクターストップがかかるほど重症で、担当医からは保てて大学4年生までと言われていたからです。

更に、大学3年生の時点で、肩の手術を受ける前だったと思いますが、顔や髪を洗うことすら困難なくらい、肩の状態は悪かったのを覚えています。担当医からは、これ以上柔道をすることは無理、もし続けるなら大きな手術が必要になると言われました。

完全復帰には最低半年、卒業してからも続けるなら大きな手術をしたらいいし、そこまでしないのなら日常生活レベルが可能になる手術にしたらいい、好きな方を選ぶようにとも告げられました。私は、もう引退しようと決めて、後者を選びました。

内視鏡による、簡単な手術だったので、日常生活レベルまでは比較的早く回復しました。大丈夫そうだったので、自己判断で柔道に復帰しました。

足技で勝つには、足技の練習だけではダメ

手術から回復したからといって、肘、肩に負担はかけられません。

上半身は組んでいるだけ、担ぎ技はできない、しかし、足技ができることがわかったのです。私は、足技のみで勝つと言う課題を自ら見つけ出し、取り組むことにしました。

しかし、足技のみの練習だと、限界があるとすぐにわかりました。普通の稽古ではダメだ、足技には何が必要かを徹底して追求した所、あるところにたどり着きました。

足技は、リズム感がとても大事だと言うことがわかったのです。

そうだ、ダンスをやろう!

エアロビクスからヒップホップへ

私は体育学部に所属していたので、ダンス科目は必須。そこそこはできましたが、スポーツクラブでやるエアロビクスなどのダンスは全くできませんでした。私は、監督の勧めもあってスポーツクラブに通うことを決めました。

エアロビクスは初級レベルだとなんとかついて行けましたが、中級以上になると難度が上がってきて、全くついていくことは出来ませんでした。しかしここは格闘家、負けず嫌い精神がものを言いまして、帰ってから一人で練習をして、なんとか付いていこうと努力をしました。

同時に、エアロビクスに入れなかった時は、ヒップホップなどのダンスクラスに入るようにもしました。これが性に合ったみたいで、あっという間に上達していき、エアロビクスよりも楽についていけるようになったのです。徐々に、エアロビクスではなくて、ダンス系のクラスに入るようになっていきました。

その頃からです、あれだけ苦戦していたエアロビクス中級以上のクラスでも、いつのまにかついていけるようになっていました。

ダンスは柔道に役立つ?

エアロビクスやダンスクラスで培ったリズム感は、そのまま足技に活かすことができました。軽やかな体重移動と足運び、そして何より無駄な力を入れないで動けるようになって行ったのです。

体幹力もついてきたみたいで、軽く組むだけで全く疲れることなく、稽古に参加することができるようになっていきました。

退院してから、約半年後、私はエアロビクスとダンスのおかげで、引退しようと決めていた柔道に復帰することができたのです。

もちろん、足技だけなので、試合では勝てる気がしなかったのと、巻き込まれたりしてまた怪我をしてしまっては元の木阿弥なので、主将を務めていましたが最後の試合は棄権する選択肢を選びました。

もし、私が柔道の指導者になっていたら、子供たちにはダンスをやらせていたと思います。

(文・黒帯ももこ)

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