剣道を始めたのが小学1年生で、その当時は竹刀を持つのも一苦労でした。
周りのみんなは高学年が多かったので練習についていくのが精一杯でした。
竹刀を持つだけでもへとへとだったので、まずはスタミナ作りをしていました。やはり、スタミナ不足だと、持久力がないので体力が試合最後まで持たないです。特に夏場はかなり暑くなって、体力が大幅に奪われるので、スタミナをつけることはかなり大事だと思っています。
私は負けず嫌いな性格なので、他の人に負けたくない気持ちが強くなり、タイヤ打ちの練習を始めました。
剣道のスタミナをつけるタイヤ打ち
タイヤ打ちとは、文字通りタイヤに向かって打つものです。タイヤ打ちには素振りにはない効果があります。
それは、手の内の効き目です。竹刀で思い切りタイヤに打つことができるので、竹刀の勢いをタイヤに活かすことができます。
練習では、このタイヤ打ちをメインにおそらく100本ほどはやったと思います。始めのうちは、次の日腕の筋肉痛がひどくてかなり痛かったのを覚えています。けど、その痛みも今となってはありがたいものです。効いている証拠ですからね。
スタミナをつける他の方法としては、ランニングをしていました。毎日、夜の涼しい時間帯にだいたい30分ほど軽いランニングをしていました。私はもともと短距離よりも長距離が好きなので、音楽を聴きながらランニングをしていました。この時の音楽も自分の好きな曲やテンションが上がる曲にすると、継続的に行えると思います。
小学1年生が高学年といい勝負に
練習の成果が出たのはかなり遅かったです。半年後くらいに成果が出ました。
タイヤ打ちを練習する前は高学年と戦うとすぐに面をとられ全く試合になっていませんでした。おそらく、高学年の人もこんな弱い人と戦っても楽しくはなかったでしょう。
試合をする前から勝つことが分かっているなんて、やりがいがありませんよね。
それが、タイヤ打ちを練習し続けた後、私が相手の面を獲ることができ、完全勝利とまではいかなかったもののある程度試合として成り立つようになりました。
それからは、高学年の人も私のことを練習相手として捉えるようになり、毎回いい勝負ができていました。
もともと私は毎日コツコツ何かをやるのが好きで、どれだけ結果が出るのが遅くても決して諦めることなく練習し続けました。小学1年生ですから、学校に行くことも慣れず、勉強もついていくのが精一杯でした。
そんな状況でも私は頑張りました。頑張れば必ず成果は出ると思います。信じることも大事です。
基礎練習の大切さ
タイヤ打ちは一見すると、基礎練習でくだらないと思う人もいるかもしれません。もっと試合をやりたい!スタミナつけるなら、試合数をこなしたい!と思う人もいるかもしれません。
ですが、基礎練習を馬鹿にしてはいけません。基礎は初心者から上級者まで誰にとっても欠かすことはできません。特に、武道において基礎中の基礎を大事にしない人はダメだと思います。
それと、指導者の言うことに反論したり、反抗したりするのはよくありません。武道は上下関係がしっかりしているので、上の言うことはまずは受け入れてみてください。それで自分にあっていなかったら、その都度相談していけばいいのです。