私がキックボクシングを始めたのは社会人2年目の時です。
会社での仕事にも慣れて気持ち的にも余裕が出てきた頃でした。社会人1年目は運動も全くできていなかったので、何か運動をしたいなと思っていました。
私は小学生の頃に伝統派空手をやっていたので、格闘技には非常に興味を持っていました。特にキックボクシングが好きでした。昔はアンディフグやレミーボンヤスキーなど海外のK-1選手が好きでしたが、最近では武尊選手や天心選手など日本の選手に注目しています。
見るだけじゃなくて実際に自分でもやってみたいと思うようになり、キックボクシングを始めました。
社会人でキックボクシングを始めてみて
実際にキックボクシングのジムに通って練習すると、子どもの頃に思っていた「強くなりたい」という気持ちは大人になっても変わらないんだなと痛感しました。
またキックボクシングはパンチやキックなど全身使うため運動不足を解消でき、ストレス発散にもなります。キックボクシングは社会人に最適な運動だなと思っています。
初心者でもマスターできるコンビネーション
初心者で始めた私が最初に得意になった技は「ワンツーフックからのミドルキック」のコンビネーションです。
最初の練習ではこのコンビネーションばかり練習をさせられたので気づいたら得意な技になっていました。
このコンビネーションは体の回転を利用しつつリズムよく繰り出すのがポイントだと、初心者ながらに思っていました。
ワンツー・フック→ミドルのコンビネーションを簡単に説明します。このコンビネーションを分解すると4発の攻撃になります。
左構えの場合、1発目は左ジャブ、2発目は右ストレート、3発目は左フック、そして最後4発目に右ミドルキックになります。
ワンツーフックからのミドルキックの練習方法
それぞれの技を単発でしっかりと打ち込めることは前提条件です。
それを踏まえた上でポイントは3つあります。
1つ目はリズム、2つ目は腰の回転、そして3つ目は構えです。それぞれ説明していきます。
コンビネーションにおけるリズムの練習法
まず1つ目のリズムとは、技をリズミカルに打ち込むことです。タンタンタンタンと途切れることなくスムーズに技を打ち込むことを意識します。
スパーリングでいきなり意識することは難しいと思います。なので最初はミット打ちでしっかりと意識するのが良いと思います。
初めは頭では分かっているのに体がついていない感覚があってもどかしさを感じるかもしれません。リズミカルに打ち込もうとしてもぎこちなかったり、違和感を感じると思います。
ですがリズムを意識して何回も何回もミットに打ち込むことで体に染み付いてきます。
コンビネーションにおける腰の回転の練習法
次に2つ目の腰の回転です。
ワンツーフックからのミドルキックのコンビネーションは技を出す順番は、左(ジャブ)、右(ストレート)、左(フック)、右(ミドルキック)です。ただ打つだけなら簡単です。
でもこのコンビネーションを完成させるには、腰の回転を意識することが必要です。
まず左ジャブで腰を右に回転させます、その反動を利用して右ストレートで腰を左に回転、同じように反動を利用して左フック、最後にミドルキックです。
初めコンビネーションを練習すると、早く技を出さないといけない意識になるので腕や足に意識がいきがちです。そこを腰に意識を持っていくだけでも全然違います。
むしろ技は出さずに腰を回転させる練習をするのも良いかもしれません。
コンビネーションにおける構えの練習法
最後は3つ目の構えについて。構は体の軸を安定させるために重要です。
ワンツーフックからのミドルキックのコンビネーションは腰を回転させるので軸がブレやすくなります。
ブレない軸を持つためには構えの時の足の位置が大切です。例えば左構えだと左足が前で右足が後ろになります。左足と右足がまっすぐ一直線になっていると腰を回転させるときにブレてしまいます。
コツは後ろ側にある右足を少し外側にずらすこと。そうすることで腰を回転させる時のブレがなくなります。つまり、構えも大事ということです。
ワンツーフックからのミドルキックを練習するときの優先順位
ここではコンビネーションで重要になる3つのポイントを取り上げました。
リズム、腰の回転、構えです。それぞれを一気に意識して練習するのは難しいと思います。
なのでそれぞれ分解してリズムだけ、腰の回転だけ、構えだけなど集中して練習するのが良いと思います。
ですが最初に一番意識して練習すべきは構えです。この構えが全てと言ってもいいくらい大切です。
足を置く位置をしっかりと意識してブレない軸を作ってください。この構えができるようになって、腰の回転、リズムと練習していくと、ワンツーフックミドルキックのコンビネーションが得意になると思います。