ナジームハメドがヒントに!?骨盤の動きでスムーズにパンチを連打!

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近くに総合格闘技のジムがなく、仕方なくタイ式キックとボクシングのジムを掛け持ちしていたときのこと。

どちらのジムもそれぞれ真面目に教えていただき色々な発見があったのですが、一つだけ不満がありました。

どちらのジムもパンチの打ち方がなんか硬いんです。

ナジームハメド動画がヒントになった骨盤の動き

ナジーム・ハメドはイギリスのプロボクサーで、マンガ『はじめの一歩』で作中最強の鷹村を苦しめたブライアン・ホークという選手のモデルになったボクサーです。愛称は悪魔王子といい、ニコニコ動画では「好戦的なメタルスライム」のタグを付けられているバケモノ。

このナジーム・ハメドの練習動画を見ていた時のこと。クネクネしながら膝の屈伸運動と合わせてショートアッパーを繰り出している映像があったのですが、それをみたときに閃めいたのがこちらの運動です。

お尻で字を書く骨盤運動のやり方

骨盤運動の基本的な流れは次の通りです。

  1. 両足を揃えて立ちます
  2. ヒップホップをガンガンに鳴らします
  3. 音に合わせてお尻で大きく字を書きます

50音順にあ~お、か~こ、わ~ん。

次はカタカナ、それからアルファベット。

慣れてきたら小説を読みながらそれをなぞってお尻で字を書く。

ということを延々やりました。ふざけているようですが、非常にキツイ運動です。

成果として特に分かりやすいのがワンハンドのコンビネーションが簡単に打てるようになること。同じ手でジャブ、フック、ボディとか手打ちにならずに打ち分けられます。

通常であれば左フックを連打するときには、左フックを打ち終わったらまた右肩を前に出してタメを作らないといけません。

しかし、骨盤のなめらかな動きで円運動を組み合わせると、打ち切ったエネルギーが円運動になって次のタメを作る動きに利用されるため、勢いを殺さず何度でも強く打てる、というイメージ。

骨盤の動きから生まれる力の流れをすべての動きに応用できれば常に動き続ける黒人ボクサーのような動きになるわけです。

ユリオルキス・ガンボアとユーリ・アルバチャコフの動きの違いは?

当時私が目指した動きはユリオルキス・ガンボアでした。

しかし、当時通っていたキックボクシングジムもボクシングジムもパンチの打ち方がユーリ・アルバチャコフのようでした。

この2人はパンチの打ち方が対照的です。動きの基本コンセプトが異なるようです。

ユーリのパンチは軸を中心に回転運動してノーモーション。打ち始めと終わりで頭の位置は動きません。パンチを回転運動で打つには両足は踏ん張らないといけません。動きながら打てない代わりにエネルギーロスはなく拳一点に力が集約されます。

これに対してガンボアのパンチは体全体で打っていて、打ち始めと終わりで頭の位置が変わっています。

総合格闘技視点で見た場合、ユーリの動きだとパンチがパンチとして完結してしまってキックやタックルに繋げにくいのではないか?という懸念がありました。

一方、動きながら打てるガンボアパンチの方がタックルのフェイントから殴ったり、遠間から飛び込む場合に有利な気がしました。

ガンボアパンチをなんとか再現できないかと考えていたとき、上で紹介した骨盤運動を思いつきました。

この練習法を取り入れたところ、「黒人ボクサーみたい」とジムの人に言われるような身のこなしを手に入れることができました。

(文・千里三月記)