社会人になってキックボクシングを始める前、当時高校生だった私は筋力トレーニングを3年間やっていました。
「筋肉を鍛えても活かさなければ意味がない」と思いボクシングを始めました。
アルバイトをやってたために当時は週1~2ぐらいしか行けなかったので技術が向上せずにいました。
就職してからはボクシングではなくキックボクシングをはじめ、仕事も夕方には終わるので週4~5回通えるようになり、キックボクシングが好きになりました。
筋トレが生かされた左フックとローキック
私がボクシングで初めてミット打ちをさしてもらったときにボクシングの会長から、「左フックうまいね」と言われて凄く嬉しかったのを覚えています。
その時に「筋力トレーニングで培った筋肉が活かされた」と思いました。
社会人になりキックボクシングに変えてミット打ちをやってもらったときは、「ローキックうまいね」と言われて嬉しかったです。
そのときも筋力トレーニングで培った筋肉が活かされてると思いました。
強い左フックを打つ方法
強い左フックを打つために必要な打ち方について私なりに解釈しました。
まずは上半身を脱力することです。はじめは力いっぱいに振り回せば強くなるやろ?と思われるもしれませんが意外にも脱力させたほうがキレのあるパンチが打てます。
上半身の力を抜いて腰を回して、当たるときに力を一瞬だけいれてもとのスタンスに戻すことで、キレのあるパンチが打てます。
そうするために必要な練習方法としてはシャドーの時にスタンスだけをとって手を下げた状態で腰だけを回す動作をすることです。
コツとしては、鏡の前に正面ではなく横向きに立ち、左右どちららかの腰が隠れるまで腰が回っているかをチェックしながらやると特にわかりやすいです。
強いローキックを打つ方法
次に強いローキックを打つ方法についての私なりの解釈です。
強いキックを打つために必要なのは、軸足のグリップ力だと私は考えています。
例えば右利き構え(オーソドックス)だと右キックを打つときに左足のグリップ力がなければ利き足なのに威力がないと思います。
足のグリップ力を鍛えるために必要な練習方法は、まずシャドーでキックをするときに利き足じゃないほうの軸足を背伸びするように伸ばします。
そして親指の下の部分(母指球)を回転させます。そうすると利き足が勝手に動いてくれて前に体重移動をすることでキックが強くなると思います。キックするときに肩を捻じるとさらに強くなります。
強いパンチ、キックを打つための筋トレ
強いパンチ、キックを打つのに必要な筋トレを紹介します。
パンチはジャブ・ストレート・フック・アッパーがありますが全体的に必要なのは広背筋という背中側の筋肉です。広背筋は懸垂をすることで鍛えれます。
ジャブで必要な筋肉は上半身ではなく足の筋肉だと私は思っています。とくに利き足じゃないほうの前側の足の筋力が重要です。
ストレートに必要な筋肉としては上腕三頭筋、背筋が特に重要だと思います。鍛え方としては懸垂や脇を締めてからの腕立て伏せなどをやると強くなります。
左フックで使う筋肉は?
左フックで必要なのは上腕二頭筋、胸筋です。得意技なので少し細かく説明します。
左フックはまず右ストレート(サウスポーだったら左ストレート)から元の構えに戻ると同時に左手を円を描くように放つといいです。このとき、肘関節から先を自分のほうに向ける意識を持つと威力が上がります。
主な筋トレは脇を少し開いてからの腕立て伏せをやると鍛えれます。
蹴り技全般に言えることとして下半身全体の筋力が必要です。とにかく走ることが大切だと思います。
(文・Buuちゃん)